声のマエストロ、ミケランジェロ・クルティ、
声を聞いただけで、その人の資質、潜在的な能力、心のブロック、果ては、トラウマまで、みごとに当ててしまいます。本当に、ボイストレーニングの枠を超えた、その人本来の心と魂に帰るボイストレーニングなのです。
その彼のレッスンがフランス・パリでも始まりました。
イタリアで、歌を志す人のみでなく、声に携わる人たちにも多くの賛辞を得ている彼のレッスンはフランスにも拡がったのです。
その時の様子を以前の主催者ブログより抜粋して掲載いたします。
イタリア在住の声の魔術師、ミケランジェロ・クルティ氏が、パリにいらしています。
今回、ご自分で全てアレンジされたので、受講者の公募はしませんでしたが、私が日本でヴォイス・レッスンを受けた時の体験談(※)などを聞いただけでファンになってしまった友人達で、レッスン枠が埋まってしまいました。
4ヶ月ちょっとぶりの再会ではありますが、たまにスカイプでお話している、心許せる友人でもあります。
いつも、暖かい笑みと言葉で、心を開いてくれる。
ミケランジェロという名前。
スペルは、Miguel ANGEL. 本当に天使のような存在。
魂に触れる声と歌唱力を持ちながら、華やかな表舞台に立つのではなく、人を導く仕事を選んだ人。
彼のレッスンを見ていると、その人の持ち味を引き出すのが、好きで好きでたまらないのが分かる。
100%、生徒に心を向けている彼の目は、いつもキラキラと輝いている。
ご近所に住んでいながら、フランスは初めてだそう。
でも、観光よりも、何しろ、レッスンをしたくてウズウズしている彼。
英語→日本語への通訳のお手伝いのつもりが、フランス語もとっても上手で驚き。
旅行者程度の私の仏語より、よっぽど上手い。
(12年も住んでいて、まだフランス語がまともに話せない私を見て、彼は、Strange・・・と、不思議がっています。)
それに、いつの間にか、日本語まで使っている。
”タノシンデクダサイ。 ソウソウ!”
発音もなかなかのもの。流石に耳が良い人は違う。
早速、ミゲル弁が飛び出す。
”声は、君、そのものなんだよ。”
”思考を停止して、ハートに繋がってごらん。”
”魂の声を聞いて!”
細胞全部が振動するかのような彼の歌声を聞いていたら、ただそれだけで泣けてしまった。
受講された生徒さんも、マエストロのハートフルなレッスンに、全員が涙していた。